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「田澤廉に勝った男がまさかのブレーキで…」第10回NumberDo EKIDEN&エンジョイランに集まった笑顔のランナーたち【大会レポート】 

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photograph byYuki Suenaga

posted2023/10/27 11:00

「田澤廉に勝った男がまさかのブレーキで…」第10回NumberDo EKIDEN&エンジョイランに集まった笑顔のランナーたち【大会レポート】<Number Web> photograph by Yuki Suenaga

10月21日に開催されたNumberDo EKIDENのスタート

 ここからは会場を盛り上げてくれた個性豊かなチームを紹介。急に取材チームを驚かせる名前も出てきて、「市民ランナー」とひとくちでいってもレベルもバックグラウンドもバラバラであることを再確認させてもらった。

チーム「ムーンライト早稲田」(記録:62分43秒)

「早稲田大学の4年2人と、OBで社会人1年目の2人で参加しました。一人はこの大会のために山形県から来ていて、寝不足らしいです(笑)。競走部や陸上同好会ではないのですが、みんな高校まではけっこう頑張っていたので、大学入ってからも自主的に集まって練習していた仲間です。

 2区を走った植田(航太)は中学時代に全中に出ていて、そこで駒大で活躍した田澤(廉)選手に勝ってるんですよ!(本人から「古い話はやめろ!」とつっこみ)すごくないですか? あの田澤に勝ったんですから。(本人「しつこい」)でも、今日は優勝を狙っていたのに、こいつが2区でキロ4分ペースまで落としたせいで負けました」(白井航平さん)

原剛さん(記録:67分43秒)

「来週、横浜マラソンを走るので、その練習としてソロの部で18kmを走りにきました。自宅が味スタの近所なのですがスタジアム内を走ったのは5年ぶり。ひさしぶりで気持ちがよかったですし、テンションもあがりました。
 このユニフォームですか? 3年ほど前から伊東純也選手のファンになっていることと、レース会場で目立つので着てきました。先週もレガシーハーフでこれを着用したのですが、家族も「見つけやすかった」と。伊東選手、最近のクラブ、代表での活躍は凄いですよね。プレーは派手なのに言葉は地味というか控えめなところに魅力を感じます」

チーム「わくわくビーム2023」(記録:96分36秒)

「今日は3家族で参加しました。小3の男子が3名、小1の女子が1人で、男の子同士が学校の友達なんです。小1の子は走れるか、ちゃんとコースがわかるか不安そうでしたが、きっちり完走をしてくれました。
 参加理由ですか? それはこの子たちの中から将来のスター選手が出てくるかもしれないので、スタジアムに場慣れさせるためです!(笑) でも、この会場の雰囲気の中で走れて、僕らもとても楽しかった。同じビギナー部門で走ったゼッケン701番のチームに勝てたのも嬉しかったです」(山本文良さん)

 多くのランナーの笑顔に包まれた味の素スタジアム。次回以降、Numberが主催するランニングをはじめとする参加型イベントやアスリートのトークライブなどをお楽しみに。

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